有馬せんべいのこだわり
明治の時代からの伝統銘菓
「炭酸泉せんべい」は明治の時代より、有馬温泉に受け継がれる伝統的銘菓でございます。 当本舗は、そのせんべいのみを商品として掲げ、昭和３２年に「浅井産業」から「株式会社 有馬せんべい本舗」として本格スタートさせました。
せんべいと言っておりますが、一般的に想像されるような、硬くてバリバリとした歯ごたえのあるせんべいではありません。
「炭酸泉せんべい」は、むしろ、持つ指に少し力を加えるだけでぼろぼろと崩れてしまうほど薄くて軽い。口に入れた瞬間ほんのり甘いものの、溶けるようになくなると不思議と後味は残らない。だからこそ後を引く、せんべいです。
「炭酸泉せんべい」は有馬温泉の銘菓として末永く受け継がれる伝統の味なのです。
有馬の湯の成分「炭酸」で作られています
日本最古の温泉地。
日本三名泉のひとつ「有馬温泉」。
有馬温泉は、環境省の指針により療養泉として指定している９つの主成分（単純性温泉、二酸化炭素泉、炭酸水素塩泉、塩化物泉、硫酸塩泉、含鉄泉、硫黄泉、酸性泉、放射能泉）のうち、硫黄泉・酸性泉を除く７つもの成分が含まれており、世界的にも珍しい多くの成分が混合した温泉です。
その中の二酸化炭素泉（炭酸泉）は、「炭酸泉源」から18.6度の単純二酸化炭素泉の源泉が湧き出ています。
炭酸泉は飲用すると、胃液の分泌を促し食欲増進の効果があると言われています。
『有馬せんべい本舗』が作る、「炭酸泉せんべい」は有馬温泉の温泉成分の炭酸泉を用いています。
原料のひとつである炭酸泉は、当本舗の職人が炭酸泉源にて汲み取っています。
こだわりの素材でつくられた味
『有馬せんべい本舗』の「炭酸泉せんべい」は、小麦粉、砂糖、でんぷん、塩、炭酸泉という素朴な材料によってつくられたこだわりの味。
特に小麦粉は、増田製粉所の「宝笠」のみを使用。宝笠は「できるだけグルテン形成が少なく、また、泡立てた気泡を優しく包んで壊さないものを」と大正時代から秘伝として独特の粉づくりの中に見つけ出し、永年にわたり改良を重ねてきた伝統の小麦粉です。
香ばしい風味、ぱりっとした食感口どけの良さは、上質な自然の素材を選ぶことにより、繊細で優しい味を堪能して頂くことができるのです。
手作業で作られるあたたかさ
世の中が進歩し、お菓子などが全自動の機械で作られるのが当たり前になっている時代にあって、一枚一枚手焼きで作られている「炭酸泉せんべい」。職人が火加減や状態を見ながら焼くことによって昔と変わらない味わいを保っているのです。
周りの羽根の部分も手作業ではずしていき、丸い形にしてから缶に詰め、包装紙で包み、紐をしておなじみの状態にしてから皆様のお手元に届けています。
だからこそ、「昔と変わってないなぁ」「子供の頃と同じ味やわ」というお客様の嬉しそうな表情を見ることができる瞬間が一番の喜びなのです。
有馬せんべい本舗では工場見学も随時行っております。
